下水道料金の使い道について
下水道には、汚水の処理による生活環境の改善という役割と雨水の排除による浸水の防除という役割がありますが、それぞれに掛かる経費の財源が異なることをご存じでしようか。
【汚水の処理】
汚水の処理にかかる経費については、汚水を流した人に費用を負担してもらうという受益者負担の考え方に基づき、下水道料金により賄われています。
【雨水の排除】
雨水の排除にかかる経費については、浸水から街を守るという効果が社会全体に及ぶことから、税金で賄われています。
下水道料金は、汚水の排出量を基に算出しますが、基本的には水道水の使用量を汚水排出量とみなして計算します。徴収経費の節減やお客さまの支払の利便性等を考慮し、水道料金と同時に徴収しています。
【下水道料金100円のゆくえ】
(令和6年度予算)
お客さまからいただいた下水道料金は、下水道管・ポンプ所・水再生センターといった下水道施設の維持管理費用や、施設の建設・改良にかかった長期借入金※の返済などに使われています。
- 下水道施設の建設や改良には、短期的に多くの資金が必要である一方で、事業効果が長期に及ぶため、長期借入金(企業債)をその財源とすることで、世代間の負担の公平(負担の平準化)を図っています。
下水道局のホームページでは、下水道料金の計算方法や汚水排出量の認定方法、お支払方法などを御案内していますので、是非、ご覧ください。