工事の目的と効果
- 現在使用している汚泥焼却炉は、下水汚泥の焼却炉としては国内最大規模で、汚泥を1日に300トン燃やす能力がありますが、平成11年の稼働から20年以上運転を続けており、設備の老朽化が進んでいます。そのため、今回新しい焼却炉に更新(再構築)します。
- 新しい焼却炉では、汚泥を1日に300トン燃やしながら、その時に発生する熱で発電します。使用する発電機は、発電効率が高いバイナリー発電機※で、焼却炉で使用する電力を賄い温室効果ガス削減を図ります。※『バイナリー発電(はつでん)機(き)』:沸点の低い媒体を加熱・蒸発させて、そのガスでタービンを回す発電方式。名称は異なる2つの(バイナリー:Binary)熱サイクルを利用することに由来しており、主に地熱発電で使用されています。
工事のながれ
工事の流れは、
《基礎工事の部》
①ベースコンクリートの打設、②床版および機械設備基礎の配筋、③床版築造および機械設備基礎用型枠の設置
《焼却炉工事の部》
①汚泥焼却炉ケーシングの組立て、②汚泥焼却炉ケーシングの設置、③脱水ケーキ定量フィーダの設置、④汚泥焼却炉内部の耐火レンガ積上げ、⑤排煙処理塔の設置、⑥ろ過式集塵装置の設置、
《汚泥脱水機工事の部》
①汚泥脱水機架台の設置、②汚泥脱水機本体の設置
《付帯設備工事の部》
①バイナリー発電機の設置
となります。
- 参考に、他の水再生センターに設置した焼却炉の工事の写真をリンク先に掲載します。
お問い合わせ先
第二基幹施設再構築事務所設備工事課
03-5781-8204
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