東京下水道の国際展開

東京下水道が培ってきた様々な技術やノウハウは、世界で活躍しています。
今回は、その一部を紹介します!

★SPR工法

古くなった下水道管をリニューアルする技術です。

道路を掘らずに下水を流しながら工事ができるので、騒音・振動や交通への影響が少なく、従来の方法よりコストも削減できます。

21の国と地域、約190kmの下水道管で採用されています。

  1. 令和5年度末時点
画像:SPR工法

★水面制御装置

合流式下水道において、大雨の際に下水道から海や川などにごみが流れ出ることを防ぐ技術です。

動力が不要で、設置やメンテナンヌも容易なことから、海外5か国41か所で採用されています。

  1. 令和5年度末時点
画像:水面制御装置
画像:海外での使用状況

●海外自治体等との技術的交流

下水道局では国際会議への出席や海外での先進事例の調査、当局への視察の受入れなどによる海外の自治体との交流等を通じて、技術力の向上・人材の育成を図るとともに、関係機関と連携して、東京下水道の技術やノウハウを活用した海外都市の課題解決にも貢献しています。

モンゴル国ウランバートル市では、東京下水道のノウハウを活かして、下水道管の維持管理・更新のための人材育成を支援しています。

マレーシアのランガット下水処理場では、限られた土地で効率的に下水を処理する東京下水道の技術が活用されています。

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