飲食店のみなさまへお願い
油脂分を下水に流すと
- 排水管・下水道管の詰まりの原因となります。【店舗の衛生上の問題に!】
- 河川や東京湾の水質を悪化させています。【環境悪化!】
油脂による詰まり(屋内排水管)
油脂による詰まり(屋外排水管)
油脂による詰まり(マンホール内)
油脂が付着した下水道管内の様子
これらを防ぐため、グリース阻集器の設置と適正な維持管理が必要となります。
飲食店等にはグリース阻集器の設置が必要です。
グリース阻集器とは
排水中の油脂分を分離・貯留して排水管・下水道管に流さないようにする装置で、グリストラップとも呼ばれます。
阻集器内に流れ込んだ排水中の油脂分は、比重が軽いため浮上し、油脂分の少ない排水だけが排水管へ流れていきます。
- 詳しくはこちらをご覧ください
東京都下水道条例施行規程第3条の2
建築基準法関係規定(昭和50年建設省告示 第1597号)
「日本阻集器工業会」の認定品を設置してください
日本阻集器工業会のホームページで、適正な性能を持つ装置として認定された製品の一覧を見ることができます。
油・断・快適!下水道 ~下水道に油を流さないで~
グリース阻集器を設置し、下水道に油を流さないでください。
適正な維持管理をしましょう。
清掃を行わないと阻集器の能力が低下してしまいますので、日々の清掃を必ず行ってください。
下水道局では「阻集器に関する取扱要綱」を定め、阻集器の設置および適正な維持管理について指導をしています。河川や東京湾の水質をまもるためだけでなく、店舗の衛生状態を保つためにも、要綱を遵守してください。
ばっ気装置等の後付け機器を設置しないでください
グリース阻集器にばっ気装置等の後付け機器を設置すると、グリース阻集器内で油脂分が撹拌されて宅内排水管や下水道管内に流出するおそれがあり、グリース阻集器本来の機能が発揮できなくなるため、ばっ気装置等の後付けはしないよう、お願いいたします。
グリースを分解して排水として流すタイプの油脂処理剤等は使用しないでください
使用済み食用油と混ぜて排水して流すタイプの処理剤、グリース阻集器内のグリースを分解して排水として流すタイプの処理剤などは、グリースを乳化させ分散しているだけで、グリースは分解されることなく排水されるため、使用しないでください。
高温の排水を流さないでください
グリース阻集器内では排水の温度が一定以下にならないと、油脂は凝固分離しません。食器洗浄機など排水が高温になる機器の設置位置に注意し、グリース阻集器に高温の排水を流さないでください。
多量の排水を流さないでください
グリース阻集器の能力を超えて排水を流し続けると、油脂が十分に分離する前に阻集器の中を通過してしまいます。多量の排水を流さないでください。
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