Prototyping04 下水道×小説
時代背景の設定
環境問題は悪化し、集中豪雨による都市浸水被害が頻発するようになった。
人々は地上を放棄し、雨水貯水槽を活用した地下都市への移住を決断する。そして2070年、人類最後の砦である地下都市では、貴重な有機資源かつエネルギー源として健康なこどもたちの糞尿が金銭のように重宝され尊ばれていた。
50年後の箱船(シェルター)のこどもたちへ
従来の下水道という「普通の生活」のために必要なインフラが機能しなくなるような未曾有の事態が、もし起きてしまったらどうなるか?誰かがとてつもなく重い負担を背負わなくてはならないかもしれない。その「誰か」は、私かもしれないし、まだ見ぬ次世代の若者かもしれない。
そういった「自分事」としての意識を多くの人たち、特に若い世代に持ってもらいたいと思い、「糞尿=$が常識となった社会」をテーマに、生まれながらにして重い役目を背負うことを選択させられた未来の十代の青春小説を書きました。
成果報告会でのプレゼンの様子