国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」を受賞しました
令和5年度(第16回)「国土交通大臣賞『循環のみち下水道賞』」にて下水道局の取組「排水設備業務へのDX導入と他自治体への展開」がイノベーション部門を受賞しました。
【イノベーション部門 受賞】
「排水設備業務へのDX導入と他自治体への展開」
◆ 取組概要 ◆
- 排水設備工事に関連する行政手続きに対して全国の自治体に先駆けてDXを導入
- DX導入を契機に業務の運用方法の見直しを実施
- DX導入で得た知見等を全国の自治体へ発信し、同じ課題を抱える下水道管理者の取組を後押し
宅地内の排水管等(排水設備)の工事に関する行政手続は年間約3万4 千件と申請件数が膨大であり、窓口での手続きは申請を行う事業者・処理を行う職員の両者にとって負担が大きいことが問題となっていました。そこで、「申請から決済までをオンラインで完結できる」環境をクラウドサービスの活用により導入し、申請を行う事業者の利便性・生産性の向上と、受付・処理を行う職員の事務の効率化を実現しました。
また、業界紙などを通じて全国の自治体へ当局の取組を情報発信することで共通の課題解決の一助となるよう支援に取り組みました。
今回、これらの取組が評価され、イノベーション部門での受賞となりました。
【取組の効果】
- DX化で「はんこレス」「ペーパレス」「キャッシュレス」 となったことに加え、時間・場所を選ばず申請が可能となり、事業者が手続きのために申請窓口への移動が不要になりました。また、キャッシュレス決済の導入などにより、事務処理に要する時間の大幅な短縮を実現しました。
- 他自治体への情報発信の結果、複数自治体(15県市)で同様のサービスを活用したDX導入が進行しています。
記事ID:082-001-20240927-009138