下水道の様々な取組~エネルギー・地球温暖化対策~
- 下水道局は、安心で快適な生活環境の確保や良好な水環境を形成し、更にエネルギー・地球温暖化対策を推進することで、環境負荷の少ない都市の実現に貢献します。
- 現在、下水道事業における地球温暖化防止計画「アースプラン2017」などの目標達成に向けて、省エネルギーの徹底や再生可能エネルギーの利用拡大などの取組を推進しています。
アースプラン2017の目標値
- 省エネルギー型機器の導入や再生可能エネルギーの活用により、2020年度には、2000年度比で温室効果ガス排出量の25%削減を達成
- 2030年度には、2000年度比で温室効果ガス排出量の30%以上削減を目標
これまでの取組例
省エネルギー(水処理)
【ばっ気システムの最適化】
▼概要
- 水中に酸素が溶けやすい微細な泡を発生させる装
置と、効率の良い送風機を組み合わせたシステム - 送風量の最適化により電力使用量を削減
省エネルギー(汚泥処理)
【ベルト型汚泥濃縮機】
▼概要
- 重力を利用してろ過濃縮を行う汚泥濃縮機
- 従来の遠心力を利用する汚泥濃縮機よりも電力使用量を大幅に削減
再生可能エネルギー
【小水力発電】
▼概要
- 水再生センター内の放流落差を利用した発電設備
- 水量が安定しており、一定の放流落差を有する水再生センターに導入
ゼロエミッション東京戦略
ゼロエミッション東京戦略の目指すべき姿を見据え、温室効果ガス排出量を大幅に削減できる技術開発を推進します。
下水道局では、電力使用のピークシフトや発電・蓄電設備の最大限の活用により、電力がひっ迫する時間帯での電力使用を削減する取組を行っています。
計画的な電力使用のピークシフト <T:蓄める H:減らす>
電力需要の低い夜間にNaS電池に充電し、電力がひっ迫する昼間などの時間帯に、この電力を利用します。
ピークシフト
NaS電池
自己電源(常用発電機)の出力増加 <T:創る>
都市ガスを燃料とする常用発電設備の出力を増加させることで、電力会社からの電力使用を削減します。
ガスエンジン発電機