葛西水再生センター
葛西水再生センターは、荒川の河口に位置し、首都高速湾岸線を挟み南北の施設からなっています。処理区域は、荒川と江戸川に囲まれた江戸川区の大部分と葛飾区の一部で、面積は4,889ヘクタールです。
処理した水は東京湾(荒川)に放流しています。また、その一部を砂ろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しています。
発生した汚泥は、中川水再生センター、小菅水再生センターから圧送された汚泥とともに、センター内で焼却処理しています。
処理区には、8箇所のポンプ所があり、そのうち4箇所は葛西水再生センターから遠方監視運転を行っています。
葛西水再生センターの特色
太陽光(ソーラー)発電
一軸追尾タイプ太陽電池
地球温暖化対策として、発電時にCO2を発生させない太陽光発電設備を設置し、センターが使用する電力の一部を補っています。
発電能力の合計は490キロワット(うち290キロワットは一軸追尾タイプ)年間発電量は、一般家庭の約160世帯分です。
ベルト濃縮機
従来の汚泥濃縮機に比べて、薬品を抑え凝縮させた汚泥をベルトに乗せ、重力ろ過によって水分を分離して効率的に汚泥を濃縮する機械です。
ターボ型流動焼却炉
従来型よりもエネルギー使用量とN₂O排出量を大幅に削減可能な高温省エネ型焼却炉を導入しています。
NaS(ナトリウム・硫黄)電池
NaS電池
電気料金の安い夜間にNaS電池に充電し、この電力を昼間に利用することで、電力料金を削減しています。また、電力需要のピーク抑制による電力不足などへ対応します。
さわやか煙突
青空にすいこまれそうな煙突
煙突の高さは、100mです。開設直後は、赤白の塗装がされていましたが、平成13年にデザインを地域小学生から募集し、さわやかなグラデーションに変更。さらに平成30年に地域の景観を考慮し、再塗装して生まれ変わりました。
水素ステーション
センター敷地の一部を利用して次世代燃料の水素を供給する施設が造られています。(都営交通の水素バスの供給地点となります。)
処理施設上部の臨海球技場
この下に水処理施設があります
水処理施設の上部空間には江戸川区の臨海球技場が造られています。サッカーや野球に多くの皆さまが利用しています。震災時には避難場所となります。
江戸川区臨海球技場 TEL03-3680-9251
案内図
所在地 | 〒134-0086 東京都江戸川区臨海町1-1-1 電話:03-5605-9991 地図 ※見学ご予約・お問い合わせは下部に記載の水再生センター見学受付窓口までお願いします。 |
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交通 | 地下鉄東西線「西葛西」駅から都営バス「臨海町ニ丁目団地」行 「東京臨海病院前」又は「臨海町一丁目」下車 徒歩10分 JR京葉線「葛西臨海公園」駅から徒歩20分 |
東京都虹の下水道館
下水道の役割や水環境の大切さを、楽しみながら学べる体験型施設です。
- 開館時間/9時30分~16時30分(入館は16時まで)
- 入館無料
- 休館日/月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、その翌日休館)、年末年始 夏休み期間は無休
- 所在地/江東区有明2-3-5 有明水再生センター(有明スポーツセンター側5F)
- 電話番号 03-5564-2458
- ホームページ 虹の下水道館
下水道局ホームページ
東京アメッシュ
都内とその周辺地域で降っている雨をレーダーと地上雨量計で観測し、リアルタイムに表示するシステムです。
※ 東京アメッシュは東京都の登録商標です。
下水道局との関係をにおわす悪質業者にご注意を!
下水道局では、宅地内排水設備の修理や清掃などを業者に依頼することはありません。
土曜、日曜、祝祭日、年末年始を除いて、水再生センターの施設を見学することができます。ご予約・お問い合わせは見学受付窓口までお願いいたします。
電話番号 03-3241-0944
受付時間 9時~17時(平日のみ)