砂町水再生センター
砂町水再生センターの特色
南砂雨水調整池
南砂雨水調整池は江東区砂町地区など約500ヘクタールにも及ぶ地域に降る雨水を貯留し、浸水被害の軽減を図るための施設です。貯留された雨水は、晴天時に砂町水再生センターに送水し、処理してから東京湾に放流します。
また、施設を有効に利用するため、調整池上部は集合住宅や駐輪場などの公共施設として利用されています。
南砂雨水調整池外観
内部の様子
新砂三丁目地域冷暖房事業
地域冷暖房供給エリア
江東区新砂三丁目地区の東京都江東高齢者医療センター等では、砂町水再生センターの処理水及び焼却炉や炭化炉の廃熱を、冷暖房や給湯の熱源として活用しています。こうした未利用エネルギーを活用することで、化石燃料からつくられた電気やガスを使用するよりもCO2の排出量が抑えられ、地球温暖化防止に寄与します。
事業主体、東京下水道エネルギー株式会社
温水製造のしくみ
下水汚泥を焼却する時に出る燃焼排ガスは、周辺環境に影響を与えないように洗浄すると約70℃の洗煙水が発生します。この洗煙水の熱を利用して、浄水と熱交換することで60℃の温水を製造し、お客さまに供給しています。
地域冷暖房による効果
1 化石燃料の削減、2 温室効果ガス排出量の削減、3 ヒートアイランド現象の軽減、4 熱源機器設備の小型化によるビルスペースの有効利用
NaS(ナトリウム・硫黄)電池
NaS電池はに電気料金が安価な夜間に充電し、この電力を昼間に利用することで電力料金を削減しています。また、充電した電力は、電力ひっ迫時のピーク電力の抑制にも活用しています。
砂町水再生センターのNaS電池
下水道技術研究開発センター
下水道技術研究開発センターは、新技術を実規模の施設へ導入する前段階に研究・開発することができる施設として、下水道局が設置しています。
砂町水再生センターで処理している本物の下水や汚泥を用いた実験や検証と行えるのが特徴です。
民間企業や大学などとの共同研究に利用しています。
砂町水再生センターの環境整備
おひさま広場
正門を入った左側の「おひさま広場」には、せせらぎ等、ビオトープがあります。また、「新砂大滝」の前には処理水を循環利用した池があり、コイなどが泳いでいます。
おひさま広場
銀杏道(いちょうみち)
広大なセンターの敷地(東京ドーム約20個分)内には約200種類、約80,000本の草木があり、その中には30年から50年に一度だけ花が咲かせるアオノリュウゼツランや丸の内旧都庁舎から移植した銀杏などがあります。
銀杏道
案内図
所在地 | 〒136-0075 東京都江東区新砂3-9-1 電話:03-5632-2180 地図 ※見学ご予約・お問い合わせは下部に記載の水再生センター見学受付窓口までお願いします。 |
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交通 | 東京メトロ東西線「南砂町」駅東口から徒歩15分 |
東京都虹の下水道館
下水道の役割や水環境の大切さを、楽しみながら学べる体験型施設です。
- 開館時間/9時30分~16時30分(入館は16時まで)
- 入館無料
- 休館日/月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、その翌日休館)、年末年始 夏休み期間は無休
- 所在地/江東区有明2-3-5 有明水再生センター(有明スポーツセンター側5F)
- 電話番号 03-5564-2458
- ホームページ 虹の下水道館
下水道局ホームページ
東京アメッシュ
都内とその周辺地域で降っている雨をレーダーと地上雨量計で観測し、リアルタイムに表示するシステムです。
※ 東京アメッシュは東京都の登録商標です。
下水道局との関係をにおわす悪質業者にご注意を!
下水道局では、宅地内排水設備の修理や清掃などを業者に依頼することはありません。
土曜、日曜、祝祭日、年末年始を除いて、水再生センターの施設を見学することができます。ご予約・お問い合わせは見学受付窓口までお願いいたします。
電話番号 03-3241-0944
受付時間 9時~17時(平日のみ)