下水の熱利用
再生可能エネルギーの活用
下水は年間を通して温度変化が小さく、外気に比べ夏は冷たく、冬は暖かいといった特徴があります。この外気との温度差を活用し、水再生センターや近隣のビルなどで冷暖房の熱源として利用しています。また、3つの地区で大規模な地域冷暖房事業を行っています。
熱供給地区 | 熱 源 |
---|---|
後楽一丁目地区 | 未処理下水 |
新砂三丁目地区 | 下水処理水、洗煙水(汚泥焼却熱) |
芝浦地区 | 下水処理水 |
下水熱の特徴
- クリーンな未利用エネルギー
- 熱需要の多い都市部に多く存在する熱源
- 気象などによる影響が少なく安定しているので、年間を通じて昼夜を問わず活用可能
下水の温度と気温の比較
下水熱交換器
アーバンヒートによる効果
下水道局では、下水処理水の熱を冷暖房用の熱源とする空調システム「アーバンヒート」を水再生センターに導入しています。
このアーバンヒートに高効率の個別空調システムを採用することで、従来の集中空調システムより、約2割の電力使用量を削減できます。
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