SPR工法
下水道管の老朽化対策
区部では、法定耐用年数50年を超えた管渠の延長が既に1,800kmに達するなど、初期に整備した施設の老朽化が進んでいることから、アセットマネジメント手法※を活用しながら、老朽化施設の再構築を計画的かつ効率的に推進しています。その際、道路を掘らずに下水道管を内側から補強する更生工法等、高度な技術を活用しています。
- アセットマネジメント手法:施設、設備の状態を評価し、適切な維持管理を行うとともに、ライフサイクルコストや中長期的な再構築事業の平準化などを勘案しつつ、計画的かつ効率的に資産を管理する手法
SPR工法
既設の下水道管内面に塩化ビニル製プロファイルをらせん状に巻き立て、下水道管を更生する工法です。道路を掘らずに下水を流しながら施工が可能で、円形管、馬蹄形渠、矩形渠等様々な断面形状に対応できます。
2021年3月末現在、アジア、北米、ヨーロッパなどで累計約169㎞施工しています。
受賞歴
◆グッドデザイン賞受賞(2013年)
◆大河内記念賞受賞(2013年)
◆第1回ものづくり日本大賞経済産業大臣賞受賞(2005年)
記事ID:082-001-20240927-008177