問題のある排水処理施設について
余剰汚泥の処理を要しないあるいは発生しないと称される厨房排水処理施設
東京都下水道局では、余剰汚泥の処理を要しないあるいは発生しないと称される厨房排水処理施設のある事業場に対し、実態調査を行いました。
その結果、多くの施設において余剰汚泥の発生を確認し、一部の施設については、放流水のSS(浮遊物質)やノルマルヘキサン抽出物質(動植物油脂)が下水排除基準を超過している実態が判明しました。
下水道局では、今後、余剰汚泥の処理を要しないとする施設の設置を予定している事業者の方や、既にこのような施設を設置した事業者の方に、汚泥処理の必要性に関する説明を行っていきます。その中で、事業者の方が自主管理に基づき、余剰汚泥の発生の有無の確認等を含め、排水処理の状況を適宜把握していただき、適正な排水管理を行っていただくようお願いして行く予定です。
なお、詳しい内容につきましては、施設管理部排水設備課までお問い合わせ下さい。
沈澱槽からの汚泥の越流
ばっき槽内の汚泥濃度の変化
MLSS(Mixed liquor suspended solids):排水処理方法の1つである活性汚泥法において、反応タンク内混合液の浮遊物質濃度をmg/Lで表したもので、反応タンクの管理指標として用いられる。
お問い合わせ
施設管理部排水設備課
電話 03-5320-6586