ミラー方式TVカメラの仕様について
東京都下水道局では、枝線管きょの効率的な維持管理の推進を図るために、ミラー方式TVカメラによる下水道管路内調査を平成21年度から部分的に導入していましたが、平成22年度からはすべての競争入札案件に適用しています。
ミラー方式TVカメラ調査は、ミラー方式TVカメラ、展開図化システム、自動診断システムから構成されており、調査映像から管きょの損傷状況等を自動診断することができるものです。 このたび、展開図化システムや下水道台帳情報システムに取り込むためのTVカメラの仕様を下記のとおりといたしましたので、お知らせいたします。
TVカメラの仕様
- 調査対象管きょは、本管内径250mm以上800mm未満とする
- 管路内面全周側視映像と前方の直視映像を同一画面上に表示が可能なこと
- 全周映像視野は管軸方向に対し90°±5°で、その映像が展開図に使用可能なこと
- 撮影された映像は、下記の条件を満たし、十分な解像度を有すること
- 管軸方向縮小比:管軸方向/円周方向=1以上
- 解像力:展開図に用いるエリアの映像信号の輝度レベルの劣化の度合いは70%以下
- 距離情報は、撮影画像信号に乗せて伝送し、1mm単位の情報が得られること
TVカメラの認定
新たに事業者が作成したTVカメラの認定は、仕様等について当局で書類審査するとともに、現場試験を行っていただき、仕様が満たされたものに対して行います。認定後は当局発注の管路内調査において使用することができます。
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お問い合わせ先
施設管理部管路管理課
03-5320-6615
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