三河島水再生センター
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三河島水再生センターは、日本で最初の近代的な水再生センターです。敷地内は緑が豊かで、春には旧三河島汚水処分場喞筒場(ポンプじょう)施設の赤レンガと桜が美しい景観を作り出します。処理区域は、荒川・台東区の全部、文京・豊島区の大部分、千代田・新宿・北区の一部で、面積は3,936ヘクタールです。
処理した水は隅田川に放流しています。また、一部は東尾久浄化センターでろ過し、さらにきれいにして隅田川に放流するほか、三河島水再生センター内の機械の洗浄・冷却などに使用しています。
発生した汚泥は、東部スラッジプラントへ圧送し、処理しています。
春には、「さくら鑑賞会」を開催しています。
旧三河島汚水処分場運転開始100周年を記念して、中央に旧三河島汚水処分場の喞筒室と運転開始時の西暦をデザインしたロゴを作成いたしました
三河島水再生センターの特色
旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設
大正11年3月の設立当初から稼働した赤いレンガ造りの喞筒(ポンプ)室は、水再生センターのシンボル的な施設でしたが、平成11年3月に別系統のポンプ施設に切り替え、引退しました。
旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設は、「わが国最初の近代下水処理場である旧三河島汚水処分場の代表的遺構として、高い歴史的価値が認められ、また、阻水扉室、沈砂池などの一連の構造物が、旧態を保持しつつまとめて残る点も、近代下水処理場喞筒場施設の構造を知る上で貴重である」と評価され、平成19年12月に国の重要文化財(構造物)に指定されました。
平成25年4月より一般公開しています。見学は予約制で、火・金・年末年始を除く9時から17時 03-6458-3940で受z付けています。
桜と施設
阻水扉
喞筒(ポンプ)室内
喞筒井接続暗梁
三河島水再生センターの歴史
三河島水再生センターは、大正3年に建設工事を開始し、大正11年3月に日本で最初の下水処理施設「三河島汚水処分場」として、運転を開始しました。三河島水再生センターの下水処理方法は、散水ろ床法をかわきりに、昭和11年には、パドル式活性汚泥法(鋼製の水車を回転させ空気を取り入れる方法)、昭和36年に散気式標準活性汚泥法による運転を開始し今日に至っています。
散水ろ床法
パドル式
荒川自然公園
三河島水再生センターの水処理施設の上部空間を荒川区の公園として開放しています。北側、南側あわせて61,100平方メートルあるこの公園は、新東京百景にも選ばれています。
また、野球場、テニスコートのほか児童遊園コーナーや交通園などもあります。
公園内の池
案内図
所在地 | 〒116-0002 東京都荒川区荒川8-25-1 電話:03-3802-7991 地図 ※見学ご予約・お問い合わせは下部に記載の水再生センター見学受付窓口までお願いします。 |
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交通 | 東京メトロ千代田線「町屋」駅(2番出口)または 京成線「町屋」駅から徒歩13分 東京さくらトラム「荒川ニ丁目」から徒歩3分 |
東京都虹の下水道館
下水道の役割や水環境の大切さを、楽しみながら学べる体験型施設です。
- 開館時間/9時30分~16時30分(入館は16時まで)
- 入館無料
- 休館日/月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、その翌日休館)、年末年始 ※夏休み期間は無休
- 所在地/江東区有明2-3-5 有明水再生センター5階
- 電話番号 03-5564-2458
- ホームページ 虹の下水道館
下水道局ホームページ
東京アメッシュ
都内とその周辺地域で降っている雨をレーダーと地上雨量計で観測し、リアルタイムに表示するシステムです。
※ 東京アメッシュは東京都の登録商標です。
下水道局との関係をにおわす悪質業者にご注意を!
下水道局では、宅地内排水設備の修理や清掃などを業者に依頼することはありません。
土曜、日曜、祝祭日、年末年始を除いて、水再生センターの施設を見学することができます。ご予約・お問い合わせは見学受付窓口までお願いいたします。
電話番号 03-3241-0944
受付時間 9時~17時(平日のみ)