小菅水再生センター
小菅水再生センターは荒川と綾瀬川が近接する地点に位置し、綾瀬川をはさんで東西二つの施設からなっています。処理区域は、葛飾・足立区の一部で、面積は1,633ヘクタールです。
処理した水は荒川及び綾瀬川に放流しています。また、その一部はろ過してセンター内で機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しています。
発生した汚泥は葛西水再生センターへ圧送し、処理しています。
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小菅水再生センターの特色
東西水管橋
綾瀬川をはさんで、東処理施設と西処理施設があり、機能的に活用するために水管橋が架けられています。水管橋は24種類もの用途別の様々な配管や電線が載せられており、東・西処理施設を相互に融通することで効率的な運用が可能となっています。
水処理施設(AO法)
今までの下水処理では取り除きにくい窒素やりんが原因で、東京湾では依然として富栄養化による赤潮が発生しています。
このため、大半の施設で活性汚泥法の中でもりんをより多く取り除くことができるAO法(嫌気-好気法)という運転方法で処理を行っています。
嫌気槽
下水と活性汚泥を、空気を吹き込まずに混ぜ合わせます。活性汚泥中の微生物は酸素がないので、体内に貯えたりんを水中に放出します。
好気槽
空気を十分に吹き込むことで、有機物は微生物により分解され、窒素は酸素と結びつきます。また、嫌気槽で放出された以上のりんが微生物に吸収されます。
小菅水再生センターの歴史
小菅処理区は、荒川・中川とJR常磐線に囲まれた低地帯を抱えることから浸水対策に緊急を要しました。このため、昭和48年にまず雨水ポンプ設備の運転を開始し、昭和52年から下水処理施設として本格稼働しました。平成17年度からは、合流式下水道の改善対策として、東処理施設の一部を大雨のときに一時的に雨水を貯留する施設として活用しています。
緑と水の美しい上部公園
東・西水処理施設の上部空間は緑と水をとりいれ四季折々に咲きそろう花々や樹木の美しい葛飾区の公園になっています。また、トリム遊具はこどもたちの人気の的であり、多くのお客さまのオアシスとなっています。
- 休園日:公園は年末年始が休園です。(ただし、小菅東スポーツ公園内のテニスコート及び壁打ちコートは、毎月第一水曜日と年末年始が休園です。)
- 公園管理事務所 電話:03-3694-2474
- テニスコート(全天候5面=有料)・フットサル場(2面=有料)の利用については葛飾区総合スポーツセンターにお問い合わせください。
電話:03-3691-7111
フットサル場
平成28年4月に西処理施設上部に葛飾区が開設したフットサル場があります。夜10時30分まで開場しており、地域の方々へのスポーツ振興に貢献しています。
案内図
所在地 | 〒124-0001 東京都葛飾区小菅1-2-1 電話:03-5680-1993 地図 ※見学ご予約・お問い合わせは下部に記載の水再生センター見学受付窓口までお願いします。 |
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交通 | 東京メトロ千代田線「綾瀬」駅から徒歩15分 京成線「堀切菖蒲園」駅から徒歩15分 東武スカイツリーライン「小菅」駅から徒歩12分 |
東京都虹の下水道館
下水道の役割や水環境の大切さを、楽しみながら学べる体験型施設です。
- 開館時間/9時30分~16時30分(入館は16時まで)
- 入館無料
- 休館日/月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、その翌日休館)、年末年始 夏休み期間は無休
- 所在地/江東区有明2-3-5 有明水再生センター(有明スポーツセンター側5F)
- 電話番号 03-5564-2458
- ホームページ 虹の下水道館
下水道局ホームページ
東京アメッシュ
都内とその周辺地域で降っている雨をレーダーと地上雨量計で観測し、リアルタイムに表示するシステムです。
※ 東京アメッシュは東京都の登録商標です。
下水道局との関係をにおわす悪質業者にご注意を!
下水道局では、宅地内排水設備の修理や清掃などを業者に依頼することはありません。
土曜、日曜、祝祭日、年末年始を除いて、水再生センターの施設を見学することができます。ご予約・お問い合わせは見学受付窓口までお願いいたします。
電話番号 03-3241-0944
受付時間 9時~17時(平日のみ)