「下水再生りん」が複合肥料になるまで(共同研究)
「下水再生りん」とは?
「りん」は「窒素」「カリウム」と並び肥料の3大要素の1つと言われており、食料生産に不可欠な資源ですが、現在、日本ではほぼ全量を輸入に頼っています。一方で、下水には多くの「りん」が流入しています。「下水再生りん」とは、下水処理の工程で、下水に含まれる「りん」成分を取り出したものです。「りん」成分が高く、有害成分も少ないため、肥料として利用しやすい特長があります。
「下水再生りん」の製造方法等
※1 本施設は、国土技術政策総合研究所からの委託研究(B‐DASH実規模実証)により導入
しました。詳しくはこちら
※2 JA全農との東京都産下水再生りんの広域での肥料利用に向けた連携協定に基づき、JA全農
の関係メーカーで試作製造しました。詳しくはこちら
都の試験研究機関における試験栽培の結果
参考:詳しくはこちら
「下水再生りん」の成分分析
<肥料法に基づく成分分析結果>
「下水再生りん」の成分分析を行い、有効性、安全性を確認しています。
本分析は、国土技術政策総合研究所からの委託研究(B‐DASH実規模実証)の一環として、実施しました。
※3 表中の基準値は、「肥料の品質の確保等に関する法律に基づき普通肥料の公定規格を定める等の
件」における含有すべき主成分の最小量(%)及び含有を許される有害成分の最大量(%)を
現物含有量(%)に換算した値
<有機フッ素化合物(PFAS)の分析結果>
※4 定量下限値0.1µg/kg
参考:農林水産省「汚泥肥料中のPFOS及びPFOA」
参考:肥料等試験法(2024)8.7 有機ふっ素化合物
お問い合わせ先
計画調整部計画課
TEL 03-5000-7635