再生水の用途
雑用水~環境への配慮~
水洗トイレの洗浄用水
東京都庁舎をはじめ、多くのオフィスビル等のトイレの洗浄用水として利用されています。
植栽灌水
屋上緑化や樹木の散水用として、再生水の用途が広がっています。
(散水方法は、ドリップ方式等点滴灌水に限ります。)
清掃工場の冷却用水
臨海副都心地区のごみを収集し焼却している「有明清掃工場」の焼却灰等の冷却用水に再生水が役立っています。
環境用水~潤いのある水辺空間の創出~
かつて、豊かな水を誇っていた河川も時代とともに水量が減少し、水質も悪化してきました。
そこで、水の流れがほとんどなく、河川環境が悪化していた渋谷川・古川、目黒川、呑川の三河川へ再生水を送水しています。再生水の放流により水量が増え、水質が改善し、アユやボラなどの魚や、それらを餌とするコサギなどの鳥たちが訪れる川となり、潤いのある水辺空間がよみがえっています。
- このほか、多摩地域においても、流れが絶えて久しかった野火止用水、玉川上水や千川上水に、再生水を送水し、清流を復活させています。
清流の復活(環境用水)
目黒川
千川上水
親水・修景用水
親水用水~せせらぎの里~
落合水再生センター内にある「せせらぎの里公苑」に、処理水をさらに膜ろ過したきれいな水を供給しています。地域の皆さまの憩いの場として親しまれており、賑わいあふれる水辺空間を創造しています。
修景用水~御成橋からの散水~
目黒川の浄化や景観演出を目的として、芝浦水再生センターの再生水を、御成橋から散水し、ライトアップしています。この事業により、品川区が進めている目黒川の水辺空間を活かした街づくりに協力しています。