ドイツ出張
出張のねらい
東京都下水道局では、長年にわたって培ってきた優れた技術やノウハウ等を活用した国際展開を積極的に推進しています。これは、下水道が未整備、あるいは、整備されていても機能が十分発揮できていない国や地域の発展に寄与するとともに、下水道関連企業の海外展開を後押しすることで、東京ひいては日本における下水道事業の活性化や産業力の強化に貢献することを目指すものです。
この考え方のもと、下水道局長は、局で特許を保有している合流改善施設である「水面制御装置」のヨーロッパでの普及拡大のため、ドイツ国内で大学と共同研究を行うこととしたため、ドイツの実施権者と基本合意書の調印式を行いました。
また、世界屈指の上下水処理等の見本市である「IFAT2014」を視察しヨーロッパの下水道技術を視察し、ドイツ水協会(DWA)、HESSEN TRAD & INVEST局長、部長と意見交換をするとともに、ドイツの下水道関連施設の視察などを目的に、ドイツに出張しました。
出張の概要
出張先 | 期間 | 目的 | 出張人数 | 総経費 |
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ドイツ ミュンヘン市ほか |
平成26年5月5日~5月10日 | ヨーロッパにおける 東京下水道の国際展開の推進 |
2名 (松浦將行下水道局長ほか1名) |
2,274,804円 |
出張先での主な行動
月日 | 主な行動 |
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5月5日 |
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5月6日 |
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5月7日 |
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5月8日 |
1926年(昭和元年)稼働した下水処理施設を視察
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5月9日 |
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出張の成果
- ヨーロッパでの水面制御装置普及拡大を図るため、ドイツの大学と共同して研究を実施することに同意し、基本合意書の調印を行いました。
また、調印式にはドイツの実施権者本社が所在する、HESSEN TRAD & INVEST幹部も立会い、水面制御装置の普及拡大に州政府の協力を得ることができました。 - DWA幹部との会談では、日本の下水道が再構築時期を迎え、様々な技術開発を行いコスト縮減に努めながら事業を実施していることを説明し、日本技術の採用を要請しました。