下水道局工事における不適切な工事の事案について(第2報)~シールドトンネル工事に関する当面の施工管理強化策~
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「下水道局工事における不適切な工事の事案」(令和7年11月21日発表)を踏まえ、東大島幹線及び南大島幹線に関する調査委員会(以下、「調査委員会」)において、シールドトンネル工事に関する当面の施工管理の強化策及びシールドトンネル工事に関する調査をとりまとめましたので、お知らせします。
1 当面の施工管理の強化策の概要
(1)対象工事鉄筋コンクリートセグメントを用いたシールドトンネル工事(一次覆工)
(2)施工管理強化策のポイント
・施工記録の充実:セグメント組み立て時におけるセグメント背面写真の提出及び発進立坑全体を俯瞰できる位置へのカメラの設置を受注者に求める。
・掘進日報の充実:シールドマシンとセグメントの離隔(テールクリアランス)等の計測結果について、受注者に報告を求める。
・監督体制の強化:品質及び出来形管理のため、発注者監督員のパトロールを強化する。
2 シールドトンネル工事に関する調査
鹿島建設株式会社以外の会社が施工したシールドトンネル工事(東京都発注)について、過去10年分の調査(60件)を実施した結果、今回と同様にセグメントを切削する事案がなかったことを確認しました。
3 その他
今後、調査委員会における原因の究明、再発防止策等の検討を踏まえ、調査報告書をとりまとめます。
記事ID:082-001-20251204-011035