多摩川上流水再生センター
多摩川上流水再生センターの処理区域は、青梅市・昭島市・福生市・羽村市・瑞穂町の大部分と立川市・武蔵村山市・奥多摩町の一部で、計画処理面積は9,349ヘクタールです。
処理した水は多摩川に放流するとともに、一部をろ過してセンター内の機械の洗浄・冷却やトイレ用水などに使用しています。また、昔の清流の姿を取り戻すため、砂ろ過とオゾン処理を行って、野火止用水、玉川上水、千川上水に送水しています。
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多摩川上流水再生センターの特色
清流復活事業
センターから多摩川に放流する処理水の一部を更に砂ろ過処理、オゾン処理することにより脱臭・脱色・殺菌し、野火止用水、玉川上水、千川上水の3水路に送水して清流用水として活用しています。復活した清流は憩いの場となっています。
太陽光(ソーラー)発電
地球温暖化対策として、発電時にCO2を発生させない太陽光発電設備を設置し、センターが使用する電力の一部を補っています。
太陽光(ソーラー)発電
ナトリウム・硫黄(NaS)電池
電気料金の安い夜間にNaS電池に充電し、この電力を昼間に利用することで、電力料金を削減しています。また、電力需要のピーク抑制による電力不足などへ対応します。
NaS電池
高度処理施設
今までの下水処理では取り除きにくい窒素やりんが原因で、東京湾では依然として富栄養化による赤潮が発生しています。このため、平成13年度から一部施設でA₂O法(嫌気-無酸素-好気法)という高度処理を行って、より多くの窒素やりんを除去しています。
A₂O(嫌気-無酸素‐好気法)のしくみ
嫌気、無酸素、好気の3つの層があります。標準法と比較して電力使用量は増加しますが、より多くの窒素やりんを処理できる方法です。
新たな高度処理(嫌気・同時硝化脱窒処理法)のしくみ
A2O法と同等の水質を確保しつつ、電力使用量を削減できる処理方法です。
多摩川上流・八王子水再生センター間連絡管
多摩川上流水再生センターと八王子水再生センターは、多摩川の地下深くを横断するトンネルによって結ばれています。
このトンネルの内部には、汚水管や送泥管などが配管され、水再生センター間で相互に送水、送泥ができるようになっています。
このように、2つの水再生センターが補完しあうことで、施設の効率的運営が図られるとともに、災害時のバックアップ機能も確保されます。
概要
連絡管の長さ | 約570メートル |
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連絡管の太さ | 内径3.5メートル |
供用開始 | 平成18年4月 |
縦断図
ミニ水族館「多摩川ふれあい水族館」
4つの水槽で多摩川に生息している魚などを展示しています。平成元年のオープン以来、皆さまに親しまれています。
開館時間/9時から16時
入館無料
休館日/土・日・祭日・年末年始
案内図
所在地 | 〒196-0024 東京都昭島市宮沢町3-15-1 電話:042-545-4120 地図 |
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交通 | JR「立川」駅北口からバス停10番の「拝島駅」、「拝島操車場」、「福生営業所」行きにて20分 「宮沢」下車徒歩5分 JR青梅線「中神」駅から徒歩25分 目標:白い展望台 |
京都虹の下水道館
下水道の役割や水環境の大切さを、楽しみながら学べる体験型施設です。
- 開館時間/9時30分~16時30分(入館は16時まで)
- 入館無料
- 休館日/月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、その翌日休館)、年末年始 夏休み期間は無休
- 所在地/江東区有明2-3-5 有明水再生センター(有明スポーツセンター側5F)
- 電話番号 03-5564-2458
- ホームページ 虹の下水道館
下水道局ホームページ
東京アメッシュ
都内とその周辺地域で降っている雨をレーダーと地上雨量計で観測し、リアルタイムに表示するシステムです。
※ 東京アメッシュは東京都の登録商標です。
下水道局との関係をにおわす悪質業者にご注意を!
下水道局では、宅地内排水設備の修理や清掃などを業者に依頼することはありません。