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4 酸化・還元槽

ここでは、酸化剤または還元剤の添加量の調整が最も重要な管理因子になります。過不足のない薬品量を添加することが理想ですが、現実には困難であり、処理の完全を期するために多少ではあるが過剰量を添加して下さい。
実際の施設では、pH計及びORP計による制御が必要です。定期的にpH計及びORP計の電極洗浄を行い、pH校正は少なくとも週一度程度行う必要があります。また、キンヒドロン液を用いてORP計のチェックを行って下さい。代表的な施設は、シアンの酸化槽及びクロムの還元槽です。
シアン処理の場合は、原水濃度を数百mg/L以下になるように管理するとともに、通常の処理では分解困難なシアノ錯体の有無を分析によって確認する必要があります。
また、クロム処理の場合には、還元剤を過剰に注入すると凝集を阻害することがあるため注意が必要です。
pH計及びORP計の設定が正しく行われているにもかかわらず、処理が適正に行われていない場合には、薬注装置の作動状況や槽内の撹拌状況の点検を行って下さい。

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