家庭や工場から排出された汚水を処理して、快適な生活環境を確保しています。

下水道は、主に①下水を集めて流す「下水道管」、②下水道管が地下深くなりすぎないように、途中で下水をくみ上げる「ポンプ所」、③下水を処理してきれいな水にする「水再生センター」という３つの施設からできています。

どの施設も正しく働くように、日々点検・清掃・補修などを行なっています。

道路や宅地に降った雨水を速やかに排除して、浸水から街を守っています。

下水道は、道路や地面に降った雨水をすみやかに排除する役割を担っています。

住宅地の増加や、道路の舗装などによって、緑地や空地が減って雨水が地面へ浸透しづらくなったため、行き場を失った雨水により浸水が発生することがあります。

下水道は、道路や地面に降った雨を、雨水ますを通して下水道管へ流すことで、街を浸水から守っています。

下水を処理し、きれいにした水を川や海に放流することにより、水循環を健全に保っています。

都市化が進んだ昭和30年代半ば頃には公害が大きな社会問題となり、隅田川は「死の川」と言われるほど汚染され、昭和36年を最後に夏の風物詩であった隅田川花火大会が中止されてしまいました。

しかし、その後の下水道の普及によって、隅田川の水質改善が進み、昭和53年には大会が再開されました。