【若者向け東京下水道発信プロジェクト】東京地下ラボ by東京都下水道局 ~下水道の魅力を、クリエイティブの力で若者が再発見~
プレスリリース 令和元年06月24日 下水道局
下水道に関する都民意識調査によると、20代の下水道事業への関心度は低く、10%程度となっています。こうした状況を受け、昨年度に引き続き、若い世代により深く関心を持っていただくためのプロジェクト「東京地下ラボ by 東京都下水道局」を実施します。当事業の実施に当たり、以下のとおり、参加いただく学生を募集します。
公募で募った学生たちに、ワークショップやフィールドワークを通じて下水道への関心・理解を深めてもらい、下水道の先進性などを、ソーシャル、アート、テクノロジーなどの多角的な視点で掘り下げてもらいます。
昨年度のワークショップの様子
プロジェクト概要
令和元(2019)年度は、下水道の魅力を『クリエイティブ』の力で再発見することをテーマに、大学生等のグループごとに動画を制作します。
ワークショップでは、動画制作スキルや情報の効果的な発信方法を学びます。また、フィールドワークでは、下水道施設の見学や東京湾の自然の観察などを通して、下水道の優れた技術等を体感します。さらに、都市・デザイン・未来などをテーマに今後の下水道の可能性について専門家による講演会を行います。
これらを通じ、参加学生は東京下水道の魅力を発信する動画を制作し、報告会で発表します。
優れた作品は当局の広報ツールとして活用し、広く発信していきます。
募集要項
募集人数 |
計30名程度を募集します。 ※応募多数の場合は選考いたします。 |
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募集期間 | 令和元(2019)年6月24日(月曜日)~7月23日(火曜日) |
参加対象者 |
大学生/大学院生/専門学生/高専生のうち、全日程に参加できる方(やむを得ない事情がある場合はご相談ください)で 下記の条件に当てはまる方 ・動画制作に興味がある方 ・モノゴトの新しい魅力を探し出すのが好きな方 ・SNSで情報発信することに興味がある方 ・水環境問題、都市インフラ、地域活性化に関心がある方 ・SDGs(持続可能な開発目標)等の社会課題に関心がある方 ・学外の新しい仲間と関わって何かを作りたいと思っている方 ・第一線で活躍するクリエイターや専門家から直接知識を学びたい方 ・行政の事業に携わってみたい方 |
参加費 | 無料(現地までの交通費のみ各自ご負担ください。) |
応募方法 |
下記URLより、ご応募ください。 https://tokyogesuido2019.peatix.com 【記入事項】 (1)氏名/ふりがな(2)メールアドレス(3)SNSアカウント(4)学校名/学部/学科/学年(5)年齢 (6)関心がある分野(7)スキル (8)使えるソフト(9)本プロジェクトを知ったきっかけ(10)参加動機や意気込み ※応募者多数の場合は、上記記入事項をもとに選考いたします。 ※当選された方には、8月5日(月)以降、ご連絡いたします。 |
実施概要
ワークショップ
開催日 | 令和元(2019)年8月20日(火) |
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内容 |
有名CMディレクターから、新しい視点の持ち方やアイデアを形にするための方法などを学びます。 そして、下水道の魅力を伝える動画のテーマを考えます。 |
講師 | 東北新社取締役 CMディレクター 中島 信也(なかじま しんや)氏 |
開催場所 |
首都大学東京 南大沢キャンパス(〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1) 京王線相模原線「南大沢」駅改札から徒歩約5分 |
フィールドワーク
開催日 | 令和元(2019)年8月26日(月) |
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内容 |
東京湾の自然を通して、下水道の働きを学びます。 【プログラム】 午前:下水道施設・・・・・・三河島水再生センター/国指定重要文化財 旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設(東京都荒川区荒川8-25-1) 午後:フィールドワーク・・・隅田川~東京湾~葛西海浜公園(東京都江戸川区臨海町6-2-4) ※移動は船とバスを使用 |
講師 |
プロ・ナチュラリスト 佐々木 洋(ささき ひろし)氏 |
講演会
開催日 | 令和元(2019)年10月17日(木) |
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内容 | 都市・デザイン・未来などをテーマに今後の下水道の可能性のアイデアブレスト |
ゲスト |
ライゾマティクスアーキテクチャー 齋藤 精一(さいとう せいいち)氏 NOSIGNER 代表 太刀川 英輔(たちかわ えいすけ)氏 |
開催場所(予定) |
首都大学東京 南大沢キャンパス(〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1) 京王線相模原線「南大沢」駅改札から徒歩約5分 |
成果報告会
開催日(予定) | 令和2(2020)年2月12日(水) |
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内容 |
制作した動画を発表(プレゼン形式) 審査員による講評 交流会 |
講師 | 東北新社取締役 CMディレクター 中島 信也(なかじま しんや)氏 ほか |
開催場所(予定) |
東京都庁(〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1) JR「新宿」駅西口改札から徒歩約10分 都営地下鉄大江戸線「都庁前」駅 |
講師プロフィール
東北新社取締役 CMディレクター 中島 信也氏(なかじま しんや)
1959年福岡県生まれ大阪育ちの江戸っ子。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。’83「ナショナル換気扇」で演出デビュー。デジタル技術を用いたエンターテインメント性の高い作品を数多く演出。主な作品に日清食品カップヌードル「hungry?」(’93カンヌ広告祭グランプリ)、サントリー「燃焼系アミノ式」(ACCグランプリ)、サントリー「伊右衛門」(ADCグランプリ)、TOTOネオレスト「菌の親子」(ACCシルバー)など。‘96劇場用映画「ウルトラマンゼアス」’10劇場用映画「矢島美容室the movie」を監督。武蔵野美術大学客員教授。文化放送「なかじましんや土曜の穴」パーソナリティー。
プロ・ナチュラリスト® 佐々木 洋氏(ささき ひろし)
(財)日本自然保護協会 自然観察指導員、東京鳥獣保護員など、様々な立場で自然解説活動を展開した後、「プロ・ナチュラリスト®佐々木洋事務所」を設立。「自然の面白さや大切さを多くの人と分かち合い、そのことを通じて自然を守っていきたい」という思いのもと、30年以上にわたって、自然観察指導、自然に関する執筆・写真撮影、講演会、TV・ラジオ番組の出演・企画・監修、エコロジーツアーの企画・ガイド等を通して自然を案内している。豊富な知識、ユーモアあふれる話術、数々のオリジナル・プログラムなどで幅広いファン層を持つ。自然観察会等への参加人数は延べ37万人に及び、近年は、新人プロ・ナチュラリストの養成にも力を注いでいる。
ライゾマティクスアーキテクチャー 齋藤 精一氏(さいとう せいいち)
1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。その後ArnellGroupにてクリエイティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。2009年より国内外の広告賞にて多数受賞。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。2013年D&AD Digital Design部門審査員。2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2017審査員。2018年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2020年ドバイ万博日本館クリエイティブアドバイザー。
NOSIGNER 太刀川 英輔氏(たちかわ えいすけ)
デザインストラテジスト。NOSIGNER代表。慶應義塾大学大学院SDM特別招聘准教授。 1.ソーシャルデザインで美しい未来をつくる。(デザインの社会実装) 2.発想の仕組みを解明し、社会の進化を生む変革者を増やす。(デザインの知の構造化) この2つの目標を 実現するため、NOSIGNERとしてソーシャルデザインの社会実装をしながら、イノベーター創出の教育者として、知と発想を生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱。大学や企業にてイノベーターを増やすために教鞭を執る。建築・グラフィック・プロダクト・アートの分野に精通し、それぞれの分野で世界的に評価される総合的なデザイナー。グッドデザイン賞金賞、アジアデザイン賞大賞(香港)など国内外のデザイン賞にて100以上の国際賞を受賞。またグッドデザイン賞・DIA Award(中国设计智造大奖)など、多くの国際賞の審査委員を歴任する。SDGsに代表される多くの社会課題、次世代エネルギー・地域活性・伝統産業・科学コミュニケーションなどの分野において企業や行政との共創から多くのプロジェクトを実現し、デザインで社会を進化させる活動を続けている。
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